ほくろの発生原因

黒々としたほくろは、メラニン色素が凝集したものです。メラニン色素は、肌が紫外線を浴びたとき、そのダメージから肌を守るために生成されます。
紫外線がメラニン色素に集中するため、肌にダメージが及ぶことを防いでくれるのです。
紫外線を浴びたメラニン色素は分解され、正常な肌に戻ります。このようにして、人の身体は肌を紫外線から守っているのです。

しかし、加齢や体調不良などによって、新陳代謝の効率が悪くなってしまうと、メラニン色素を分解しきれなくなってしまいます。
このようにして蓄積され続けたメラニン色素が凝集したものが、ほくろやシミになるのです。
一度凝集したメラニン色素は、簡単に取り除くことができません。いぼと違って、ほくろは凹凸のほとんどないものなので、メスで切開するということも現実的ではありません。

ほくろはもっとも身近な肌の病気ということができますが、小さなほくろがいくつできても健康上、大きな問題にはなりません。
問題となるのは、あまりにも大きすぎるほくろが発生したときや、それがほくろではなく悪性腫瘍のメラノーマであった場合です。
大きすぎるほくろは、一般的にはほくろではなく黒あざと呼ばれます。外見上も非常に目立ってしまい、外観を損ねてしまう原因になるので、できるだけ速やかに治療することが望ましいでしょう。
メラノーマは、皮膚がんの一種で、紫外線を浴びすぎてしまった細胞ががん細胞化してしまったものです。悪性の腫瘍であるため、こちらもできるだけ速やかに治療することが望ましいです。いぼや黒あざと違って、悪化すると重篤な症状に陥ってしまう危険性があります。
ほくろとメラノーマは、見た目が酷似していますが、細かな違いが複数あります。まず、色は真っ黒ではなくやや茶色がかった色である場合が多く、形も通常のほくろとは少し異なっています。また、一番の違いは、ほくろはできた状態から形状が変化することはほとんどなく、変化するとしても少しずつ大きくなる程度ですが、メラノーマは急激に拡大します。
自分の身体で、どんどん大きくなるほくろがある場合は、メラノーマを疑いましょう。その場合は、美容的な治療ではなく、医療的な治療が必要です。